乳幼児嚥下
ニュウヨウジエンゲ
-
分野名
-
解説
-
【概要】
舌を突き出すとともに
下顎を前方に移動させ、
口輪括約筋の活動とともに乳首をつかまえて吸綴し、
吸綴から嚥下までの哺乳動作中下顎を前後方向にピストン運動させる。
その間舌は低位で舌背は凹んだ形をとっている
歯の萌出前後に乳児型の嚥下パターンが長く残ると、不正咬合の原因の一つとなる
→ 上下顎の歯の間に舌を突出させたり、口唇を介入させたりする異常嚥下癖
→ 前歯部の開咬を発症
逆に、開咬患者では嚥下時に口腔内の陰圧を保持するため、
→ 舌の突出や口輪筋の緊張を余儀なくされて症状を悪化させる
【参考:成熟型嚥下】
成熟型においては舌や下顎は前方に突出せず、口輪筋の緊張は減少して下顎挙上筋が顎位をコントロールするようになる
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。