二期治癒
ニキチユ
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分野名
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解説
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【概要】
組織欠損があったり、創面が離開している場合や、創部に感染や壊死などがある場合
→ 創傷は一期治癒できない
→ 多量の肉芽組織が形成
→ 治癒は遷延
→ 二次治癒の過程をとる(瘢痕形成)
【参考:二期治癒過程】
・創面は血液や組織液からの線維素苔(ベラーク)で覆われ、白血球、マクロファージが細菌や死滅細胞、異物を貪食し、創を浄化する
・7日頃までには、創面は肉芽組織で覆われるようになる(肉芽創)
・その後、肉芽組織はさらに増殖して創腔を満たし、深部から器質化が進む
・一方、創縁では上皮が伸びて創面を閉鎖し、瘢痕状に治癒する
【参考:一期治癒】
≪概要≫
手術創のように鋭利な刃物で作られた創傷が無菌的に癒合治癒すること
≪営む条件≫
創面が平滑で、創周囲組織が傷害されておらず創縁は互に層ごとに正しく接触して死腔がなく、創腔に異物や大量の凝血がなく、感染もないこと
≪期間≫
・通常5~7日間で完了する
・血行に影響され、口腔・顔面部では早い
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