規格形成法
キカクケイセイホウ
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分野名
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解説
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【概要】
・根管治療における標準的形成法
・基本的術式で、側方加圧根管充填法に適する
← 彎曲が少ない根管を比較的細く形成する場合に適する
→ 彎曲が強い根管では、器具が太くなるに従い(おおむね30号以上で)剛性が高まり、根尖部が直線化する傾向が生じる
【代表術式】
1:根管上部のフレアー形成、根管の穿通、作業長決定
2:細い器具(Kファイルなど、10 - 15号)で生理学的根尖孔まで形成
3:器具がスムーズに作業長まで挿入可能となった時点で根管洗浄。
作業長を遵守しながら同様の方法で順次太いサイズの器具に進む。理想的には、根管形態が元の形態と相似形に大きくなる。
4:器具の先端に白い象牙質削片が付着してから3サイズ程度大きい器具で、根尖狭窄部の形成を終了。
←これによりアピカルシート(アピカルストップ)が付与される
5:生理学的根尖孔から歯冠側約3mmの範囲をアピカルカラーとして維持した状態で、これより歯冠側に手用器具(ダイリング操作)、あるいは回転切削器具(ピーソーリーマーなど)でフレアー形成を行う。
←これにより根管上部から中央部にテーパーが付与される
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