歯齢
シレイ
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分野名
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解説
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【概要】
・比較的安定した生成状態を示す個体の構造や組織を基準にして成熟程度を示す生理的年齢の一つ
・歯の成長発育(萌出や石灰化)を尺度としたもの
・歯の萌出および末萌出歯の形成程度を基準にしたMasslerとSchourの歯齢、萌出歯種や歯数によって段階的に示したHellmanの歯齢、歯の石灰化度を基準としたNollaの石灰化年齢などがある
【Hellmanの歯齢(dental age)】
・咬合発育段階を示す
・ I A:乳歯未萌出期
・ I C:乳歯萌出開始期
・ II A:乳歯萌出完了期
・ II C:第一大臼歯、前歯萌出開始期
・ III A:第一大臼歯、前歯萌出完了期
・ III B:側方歯群交換期
・ III C:第二大臼歯萌出開始期
・ IV A:第二大臼歯萌出完了期
・ IV C:第三大臼歯萌出開始期
・ V A:第三大臼歯萌出完了期
【参考:生理的年齢】
≪特徴≫
暦齢との比較(暦齢だけでは成長発育を正しく表現できない)
≪分類≫
(1)骨年齢
骨の成長変化を尺度としたもの:一般に左側手根骨のエックス線写真を利用
(2)歯齢(歯牙年齢)
歯の成長発育(萌出や石灰化)を尺度としたもの
(3)精神年齢
知能発達の度合いを標準精神年齢と比較:知能指数(IQ)、発達指数(DQ)
(4)形態(学的)年齢(生体計測年齢)
身長、体重などの測定値を標準値と比較
(5)第二次性長年齢
第二次性長を生理的年齢として利用
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