オピオイド
オピオイド
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分野名
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解説
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【概要】
モルヒネ様物質のことを総称してオピオイドと呼ぶ
【詳細】
生体内にはモルヒネ様物質がいくつか存在し、各種侵害刺激に対応して、これを有して痛みを制御している。これらモルヒネ様物質のことを総称してオピオイドと呼び、つぎのようなものがある。
(1) 植物に存在するもの:モルヒネやコデインなど
(2) 動物体内に存在するもの:エンケファリンやβ-エンドルフィンなど
(3) 人工的に合成したもの:ペチジンやヘロインなど
また、最大効果の違いから次のようにも分類される。
(1) フルアゴニストまたはアゴニスト
(2) パーシャルアゴニストまたはアゴニスト-アンタゴニスト
(3) アンタゴニスト
なお、法的規制によって(1)麻薬、(2)非麻薬に分けられる。
【参考:オピオイド受容体】
オピオイドが結合する受容体をオピオイド受容体という。モルヒネなどの麻薬性鎮痛薬もこの受容体に作用して効果を示す。鍼麻薬やストレス誘発鎮痛の効果もこの系が関与しているとされる。
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