Alma Ata declaration
Alma Ata declaration
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分野名
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解説
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【背景】
「すべての国々にプライマリーヘルスケアの概念を浸透」させ、「プライマリーヘルスケアの開発のための勧告を明文化」させることなどを目的として1978年9月に、カザフ共和国の首都アルマ・アタにおいて開催されたWHOの主宰する健康会議が行われた。
134か国から約500名の政府代表と200名のNGO、国際機関代表をはじめとする1,000名以上の参加者が一週間にわたる分科会における討議の末、アルマ・アタ宣言を採択した。宣言の趣旨にもとづき、1979年のWHO第32回総会では「2000年までにすべての人々を健康にするための戦略の策定」が協議され、それぞれの地域や国レベルにおけるプライマリーヘルスケアの開発と普及に向けた取り組みが開始された。
【宣言内容】
プライマリーヘルスケアが人々にとって欠くべからざる必須の基本的な人権であるという認識にもとづき・・・
→あらゆる国々において政府や公的機関から地域の民間組織にいたる多くの機関と住民の参加のもとに、実現可能な方法により、健康増進、疾病予防と医療、リハビリテーションのあらゆる分野の健康確保の取り組みを実現するための方策を提示すべきであるという原則が示された。
【宣言の重要性】
これまで医療や保健対策において資源が不足していたいわゆる発展途上国において「すべての人々に健康を」保証するために、プライマリーヘルスケアの開発をもはや待つことのできない課題として示したことが重要である。
【関連用語】
プライマリーヘルスケア
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