軟骨
ナンコツ
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分野名
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解説
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【概要】
軟骨は骨格系の構成要素
軟骨細胞、および膠原線維と無定形基質を主体とした軟骨基質からなる
関節軟骨を除いて軟骨膜という密性結合組織で覆われる
【特徴】
硬さはあるが、骨と異なりミネラルの沈着がないため、柔軟性を持ち、機械的圧縮に耐え衝撃吸収材として働く
表面は非常に平滑なため関節面を覆うことで関節を摩擦なく運動させる
軟骨には血管、リンパ管、神経が侵入しない
← 骨とは違う特徴的な部分
→ 栄養は拡散により受取る
【分類】
軟骨基質内の成分の量やとりあわせによって三種類に分けられる
1.ガラス軟骨
2.線維軟骨
3.弾性軟骨
≪参考≫
軟骨基質:ゴムに似たゲル状のプロテオグリカン(コンドロイチン硫酸、コンドロムコイドなど)を大量に含み、軟骨に特有の質感と物理的特徴を与えている。
軟骨細胞:軟骨組織に散在し、明るい細胞体をもつ楕円形ないしは多角形細胞。
ガラス軟骨:肉眼ではやや青みを帯びた半透明で、比較的線維成分に乏しい均質な軟骨である。ガラスのように見えるためにそう呼ばれる。
線維軟骨:太くて平行に走るコラゲン線維束( I 型)が明瞭に認められる軟骨。
弾性軟骨:軟骨の一種で、基本的にはガラス軟骨に似ている。しかし、線維の30%を弾性線維が占める。そのために肉眼では黄色っぽく見える。
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