基礎

【概要】
気道上皮にはゲル層と、その下にゾル層がある
→ ゲル層：粘稠で、外来性異物を取り込む
→ ゾル層：粘稠度の低く、気道上皮を覆うように線毛が存在

線毛は口側に向かって運動する時、背筋を伸ばした形で動くので、その先端はゲル層をとらえ、異物を排除するように働く
そして、線毛が元の位置に戻るときには、背中を丸めた形でゾル層内を動く
線毛の鞭を打つような運動がスムーズに起こり、同時にゲル層の流れを妨げない。

これを粘液繊毛輸送系による気道クリアランス機構という。


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