口腔乾燥症
コウクウカンソウショウ
-
分野名
-
解説
-
【概要】
唾液量の減少による口の渇きを指す
【原因】
・求心性刺激(加齢など)
・中枢性刺激(ストレスなど)
・唾液腺支配神経の低下(薬物性など)
・腺分泌能低下(放射線照射、シェーグレン症候群、脱水など)
・唾液腺輸送障害 など
【症状】
・症状が進行すると溝状舌、嚥下困難、発音障害、粘膜の灼熱感などが現れる
・唾液による潤滑作用、保護作用が機能しなくなるため、口内炎・歯周病・ウ蝕、口臭の原因になる
・義歯の維持力の低下、咀嚼能率の低下、齲蝕活動性の増加、味覚の低下、褥瘡性潰瘍が起こりやすくなる
【治療】
・原因疾患を明らかにし、原疾患の治療をまず行う
・対症療法により、自覚症状の緩和、口腔内の清浄化、口腔粘膜の保護をはかる
【処置内容】
・含嚇剤、人工唾液(サリベ-ト)、保湿ジェル(オ-ラルバランス)、保湿装置(モイスチャ-プレート)
・唾液分泌刺激法:味覚(レモン汁、梅干し、クエン酸など)や咀嚼(キシリト-ルガム)、耳下腺部のマッサ-ジなど
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。