口腔保健ケア
コウクウホケンケア
-
分野名
-
解説
-
【概要】
口腔ケアともいう。
【狭義】
歯や口の清掃のこと
【広義】
・栄養改善や摂食指導
・誤嚥の防止
・唾液分泌促進
・摂食嚥下障害のための指導
・リハビリテーションなどの機能訓練
・場合によっては歯科治療
等を包括して口腔保健ケアという場合もある。
【目的】
介護を必要としている人(要介護者・要支援者・有病者など)のADL(日常生活動作)およびQOL(生活の質)の維持向上
→栄養状態の改善と口腔経由の感染症予防
【具体的な意義】
近年口腔保健ケアと誤嚥性肺炎の関係が注目されている。
介護を必要とされている人に対する口腔保健ケアを導入することにより、口腔内細菌数を選らすことができ、誤嚥性肺炎を予防することが報告されている。
ただし、歯科医療従事者のみが口腔保健ケアの必要性と意義を訴えても意味がなく、他の医療従事者や介護従事者と良好なコミュニケーションを構築して初めて具体的な結果が出る。
また、高齢者には義歯使用者が多く、口腔内を衛生的に保ち細菌数を減じておくことは義歯による炎症軽減にも繋がる。
★★★ ぜひご活用ください! ★★★
OralStudio歯科辞書はリンクフリー。
ぜひ当辞書のリンクをご活用ください。
「出典:OralStudio歯科辞書」とご記載頂けますと幸いです。