■セッション 1:10:00-11:30
象牙質の非古典的石灰化メカニズムと再石灰化の新展開
象牙質および根面う蝕の再石灰化において、非古典的石灰化メカニズムとコラーゲンなどの生体高分子の役割が注目されています。新しい石灰化について最新のエビデンスを基に解説し、将来的な臨床応用を探ります。
松田 康裕 先生
北海道医療大学歯学部
う蝕制御治療学分野 准教授
グラスアイオノマーセメント(GIC)の特徴と可能性
フルオロアルミノシリケートガラスとポリアクリル酸を主成分とするGICはフッ素徐放性、有髄歯象牙質への接着、生体親和性などの特徴を生かして多くの臨床対象に使われている。GICの特徴と可能性をまとめてみたい。
広田 一男 先生
株式会社ヘルスケア―口腔器材研究所
■セッション 2:12:00-13:30
口腔機能障害を成人の顎関節症、ブラキシズムから読み解く
小児、高齢期の口腔機能障害を理解する鍵は成人期の口腔機能にある。現在、問題となっている口腔機能障害の考え方、対応法そして管理について、成人期の顎関節症とブラキシズムから解説する。
島田 淳 先生
医療法人社団グリーンデンタルクリニック
理事長
医療としての歯科を再考する~食医のススメ
歯科の役割の一つは「歯科医療の発展」であることに異論はない.しかし「医療への貢献」ももう一つの重要な役割である.本セミナーでは嚥下専門医の視点から,医療の中で歯科がやるべき・できることを考えてみたい.
野原 幹司 先生
大阪大学大学院歯学研究科
顎口腔機能治療学教室 准教授
■セッション 3:13:40-15:10
基本の確認から根管治療の現在と未来を考える
根管治療において、方法論に焦点を当てた講演は多くありますが、基本に焦点を当てたものはさほど多くありません。本講演では、基本の確認から現在の根管治療における利点・欠点を考察した上で、根管治療の未来を示唆させていただきます。
友清 淳 先生
北海道大学大学院歯学研究院
口腔健康科学分野歯科保存学教室 教授
菌と歯面のコントロールによる歯科治療アップデート
プラークコントロールはハブラシによる機械的清掃が一般的であるが,新しい化学的清掃法の開発も進められている.今回は,プラークの質について再考するとともに,歯面に抗菌性能を付与する化学的プラークコントロールの新概念をご紹介する.
宮治 裕史 先生
北海道大学大学院歯学研究院
口腔総合治療学教室 教授/ 副研究院長
■セッション 4:15:20-16:50
行動変容は可能か?:最近の理論やデータに基づいて考える
「知識を与えれば、行動が変わる」という前提は正しいのか?近年の科学は、人はそれほど合理的ではないことを示しています。この講演では、定期受診などのデータを示しつつ行動変容を考えなおしてみます。
相田 潤 先生
東京科学大学 大学院医歯学総合研究科
歯科公衆衛生学分野 教授
日常臨床でデジタル機器を使い倒して感じる満足と不満
近年、IOS・CAD/CAM・レントゲン・レセコンなど、歯科臨床においても「デジタル活用」が当たり前になってきたが、これらは主役ではなくあくまでツールである。時間的制約もあるので一部になりますが、今までの私の経験を皆様にシェアし、今後の歯科診療の在り方について共に議論できればと感じている。
関 千俊 先生
医療法人社団関輝会 関歯科医院
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