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2021年01月05日開催

部分床義歯治療における設計の原則[インプラントなし編](後半)

長崎大学生命医科学域 口腔インプラント学分野
黒嶋 伸一郎先生

講演アーカイブ

リジットサポート復習

Vol.1 7:00

今回の講演では義歯の設計について、黒嶋先生の症例を実際にお見せいただきながら設計についてご一緒に考えていきましょう。まずは、前回の復習として「日本における部分床義歯の設計に対する現在の考え方」を見直していきましょう!設計の三大原則は【義歯の動揺の最小化・予防歯学的配慮・義歯の破損対策】緩圧による顎堤吸収…なら非緩圧、これがリジットサポート(1975に日本で作られた造語)の考え方です。ここでは、リジットサポートについて復習できます。

部分床義歯の各装置の設計とまとめ

予防学的配慮より

Vol.2 5:00

ガイドプレーン形成により死腔を減らす→プラークの付着を抑制・義歯の動揺の抑制ガイドプレーンによる歯周病やカリエスを予防するために、ガイドプレーン直下より欠損側方向へ3㎜はメタルタッチ各種連結装置はどのように配置すればよいのだろう?連結子はどのような形態が適切なのだろうか?そして現在の日本における部分床義歯に対する考え方【スタンダード】を学びましょう。

義歯動揺を最小化

支台装置・人工歯・まとめ

Vol.3 13:00

機能時における義歯の動揺を最小限にとどめるためには…実際にどうすればいいのかをお話ししていきます。顎堤粘膜と歯根膜の被圧変位量の差を減らすこと、すなわち顎堤粘膜の被圧変位性を抑制する方法について学べます。どの様な支台装置?設計は?印象は…など。また人工歯に対する処置も重要です。

部分床義歯、両側性?片側性?

Vol.4 6:00

片側性は「一定の条件」を満たす中間歯欠損だけで認められます。具体的には、欠損部両端を結んだ支持線で囲まれた支持域の範囲内(直線的)に人工歯が存在する場合はOKです。また両側性の設計において間接維持装置の数はどの様に決定すれば良いでしょう?具体例を示しながら学んでいきましょう。

実際の症例と設計1

レストシート・ガイドプレーンの形成

Vol.5 6:00

片側性義歯の適応症例を示します。また、ここではレストシートとガイドプレーンの形成についても学んでいただけます。

実際の症例と設計2

ブラキサーへの対応など

Vol.6 5:00

症例を2つお示しします。義歯に不慣れなケースなので上顎に左右1つづつ片側性義歯を入れましたが、セット後下顎位が変化(交通事故により下顎頭骨折の既往)していったため、両側性に作り替えたケース。また重度ブラキサーの患者さんの2本欠損(右下6、左下7)。片側処理はできず、強度の高い義歯を作成する必要がありました。また延伸の孤立歯にクラスプをかけると抜歯方向に力がかかるためNGです。孤立歯はカットして根面板にすることで義歯設計の難易度は下がります。

実際の症例と設計3

下顎遊離端欠損への対応

Vol.7 5:00

下顎遊離端義歯の設計について示します。基本的にどなたが作っても同じ設計になるかもしれませんが、基底結節レストを活用します。基底結節レストと把持板をうまく活用するのが肝ですね。また遊離端欠損の部分床義歯では支台歯は連結すべきなのでしょうか?補綴学会のガイドラインよりお話しします。症例を2つお示しします。義歯に不慣れなケースなので上顎に左右1つづつ片側性義歯を入れましたが、セット後下顎位が変化(交通事故により下顎頭骨折の既往)していったため、両側性に作り替えたケース。また重度ブラキサーの患者さんの2本欠損(右

実際の症例と設計4

上顎遊離端欠損への対応

Vol.8 2:30

上顎遊離端欠損への義歯の設計について示します。この症例は片側欠損ですが、パラタルバーを使用しレストを多角的に配置してます。また反対咬合の上顎遊離欠損症例を示します。反対咬合のため犬歯による側方運動のガイドが求めらず、堅牢な設計としました。

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