概要
「コバルトクロムシリンダー」は生体適合性証明書が付与された陶材焼付用コバルトクロム合金「ダン・コバルトボンド」(日本歯科金属社製)を材料にして精密に製造されたインプラント用シリンダーです。
主要なインプラントメーカーのアバットメントに対応するようラインナップを取り揃えていますので、複数の異なるインプラントシステムが混在しているケースでも、連結してブリッジにすることが可能です。
また、精密な削り出し加工で製作されておりますので、対応する各社アバットメントとは高い適合性を示し、スクリューの締め込みも高精度で行えます。
従来のロストワックス法(鋳接)を用いる「コバルトクロムシリンダー」
を使用する事により、CAD/CAM 等特別な設備投資をしなくても精密なインプラントブリッジの製作が可能となります。
CAD/CAM では加工しきれなかった微細で精密なフレームデザインの製作が可能になり、リテンションビーズをワックスパターンに付与しハイブリッドレジンを築盛することもできます。
CAD/CAM 技工と比較して製作日数の大幅な短縮が可能です。
チタン合金製フレームに比べて金属強度が格段に高いため、必要最小限のフレームデザインが可能となり、大きく窓を開けて、ハイブリッドレジンを前装することも可能です。
陶材焼付用コバルトクロム合金「ダン・コバルトボンド」を削り出した「コバルトクロムシリンダー」ですので直接陶材を焼き付けることが可能です。またプレスセラミックをフレームに打ち込むといった特殊な技工も可能です。
(熱膨張係数14.0×10-6K-1〈50-500℃〉)
医療機器承認番号
225AKBZX0081000