日本補綴歯科学会 > 接着ブリッジのガイドライン 改訂版 > 2017
■ エッセンス
強く推奨される
■ 詳細
グルーブの付与は、支台歯にかかる側方力に対する抵抗を高めるため、推奨されます。
実際の支台歯形成は、審美的な問題が起こらない範囲で欠損側隣接面唇・頬側隅角部および隣在歯が残存している側の舌・口蓋側の隅角をわずかに超えたところまでを軸面形成し、その先端部分にグルーブを形成します(ただし下顎前歯部など咬合力が直接かからない部位にはグルーブを付与しなくても影響は少ない)。
咬合力がかかる支台歯おけるグルーブ形成は極めて重要ですので、形成により一部象牙質が露出したとしても、そこは妥協できると考えられます。
弱い根拠に基づく強く推奨