日本補綴歯科学会 > リラインとリベースのガイドライン > 2007
■ エッセンス
ケースにより直接法と間接法を適切に使い分ける
■ 詳細
リラインは義歯粘膜面の一層を置き換えることです。臨床では、口腔内で直接処置を行う直接法と、義歯床を利用して動的印象した後に義歯を預かって技工室で行う間接法があります。
直接法が推奨されるケース
・義歯を預かれない場合
・顎堤粘膜への刺激が小さい場合
・一定の厚みを確保でき、咬合高径が 変化しない場合
間接法が推奨されるケース
・義歯を預かることができる場合
←フラスコ埋没法が推奨される
←間接法だと模型上で作業できるので、リラインの厚みをしっかりと確保しても咬合高径を維持できる
←唾液汚染がなく、確実な接着操作が行える
弱い根拠に基づく行うことをしてもよい