舌にできた急性偽膜性口腔カンジダ症
白い斑点や偽膜ができる病型で、内科や小児科では鵞口瘡とも呼ばれます。 口腔カンジダ症として頻度が高い病型。
舌にできた急性偽膜性口腔カンジダ症の症例です。
真っ白な白苔が、口腔内や舌にいっぱい広がっています。白板症や扁平苔癬とは違い、ある程度剥がれてきます。白苔部分に汚れが付きやすくなり、これを誤嚥することにより、誤嚥性肺炎になることが懸念されます。
口蓋にできた急性偽膜性口腔カンジダ症
白い斑点(偽膜)が口腔内にある場合、白板症と違い拭って取れるのであれば口腔カンジダ症を強く疑ってください。
拭い取ることができるかどうか?
口腔全体に、白いヨーグルト状のカスあるいは白い塊、いわゆる白い苔状の偽膜が粘膜表面にみられます。これが拭い取れるかどうかが一つのポイントです。
以上より、臨床診断として【急性偽膜性口腔カンジダ症である】と結論付けることができれば、次に治療に移行し、フロリードゲル経口用2 %を1 回5 g、1 日2回、2 週間投与します。
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