概要
CAD/CAM技術を応用した高精度/低価格のメタルボンド用フレーム製作サービス
デンツプライ社ではCAD/CAM技術の導入により、世界で始めてジルコニアセラミックスによるクラウンやブリッジの製作を可能としましたが、今回、さらにその技術を発展させ、ジルコニアセラミックス用スキャナー(セルコンアイ)とCAD装置(セルコンアート)を改良、そして工業用3次元造型装置(CAM)の応用し、安価に、そして高精度にキャストによるメタルボンド用フレームを製作することを可能にしました。すでに欧州で4年間、米国で2年間の臨床実績を確認後、日本国内でもさらに約1年間の適合調整を行い、今回の発売に至りました。
ご注文、製作に関しては、歯科診療施設様より支台模型を技工所様にお送りいただきます。その技工所様がセルコンアイ・アートをお持ちの場合は3次元でその模型の形状を読み取り、データをデンツプライ認定戦略技工所にご転送いただくだけです。セルコンアイ・アートをお持ちではない技工所様は模型をデンツプライ認定戦略技工所にお送りいただければ、スキャンし、設計後、キャストによるメタルボンド用フレームを返送させていただきます。また、同時にデグデント社製の陶材、デュセラム キスを焼き付けたメタルボンドの完成品も低価格でお届けさせていただきます。
メタルボンドの製作価格は金属の種類やフレームの加工作業によって大きく影響を受けます。今回のCAD/CAM技術の応用により、金属の加工作業や在庫の手間が大幅に軽減できます。また金属相場の変動によるリスクもなくなり、ストレスなく安心して治療やポーセレンワークに専念できます。
使用金属はすべてデグデント社製の合金であり、金含有量の異なる4種類の貴金属、そしてコバルトクロム合金1種類の計 5種類を用意しました。コバルトクロム合金は、欧米において50年以上の臨床実績を積み重ねたからだにやさしい金属であり、貴金属を含まないため非常に安価です。欧米では低価格で審美性が高いセラミックスの差し歯やブリッジを求める患者様の増加により、現在では30%の症例にこのコバルトクロム合金が使用されています。