概要
『Lancet』誌に「診断用エックス線装置(特にCT)による発癌リスク」が報告(※)され、CT装置が多く用いられている日本では欧米各国と比較して医療被曝による発癌リスクが高いと報道されました。
しかしながら、歯科医療において適切な治療を行うには画像診断は不可欠な検査です。
このような背景を受け、ダイアグノデントに代表される【X線被爆のない近赤外線を用いた齲蝕検査装置】が登場し、近年欧米をはじめ急速に普及し始めています。
「KaVo ダイアグノカム」はX線を使用しないこれまでにない画像診断機器で、咬合面からの撮影により、歯肉縁上の隣接面カリエス、咬合面カリエス、二次カリエス、クラックの描出が可能です。
繰り返し撮影しても放射線の心配がなく、患者さんに安心してご利用していただけます。
モニターに撮影した画像をリアルタイムに表示することができ、動画の撮影も可能で、チェアーサイドで患者さんとコミュニケーションにも最適です。
※Berrington de Gonzalez A, et al: Risk of cancer from diagnostic X-rays, 363: 345-351, 2004