概要
eーHa(イーハ)は最新のナノテクノロジーとヘレウスクルツァー独自の射出成型法(インコンプ製法)により3層構造のレイヤリングを実現し、天然歯に近似した隣接面部のエナメル質透過性と切端部の明るい透明感のある「より自然感のある美しさ」を追求しました。
eーHa(イーハ)の基本シェード(A2、A3、A3.5)と光重合型シェード調整用ペイントレジン:マスターパレットを併せてお使いになれば、より高い審美性と色調を要求にも対応できる「人工歯トータルシステム」として活用できます。
eーHa(イーハ)ポステリアは、パーシャル用単冠とリンガライズドオクルージョン用4歯連結の「クワトロブレード」とが用意され,あらゆる症例に対応できるように機能性と操作性を徹底的に追及しました。
リンガライズドオクルージョンは、フルバランスドオクルージョンと比較して機能時の食品溢出効果が高く、咬合接触面積も小さいため残存組織保全と機能回復率向上の両面で有効です。
《4歯連結上下顎臼歯・クワトロブレード》
ブレード化の効果
上顎第一小臼歯から第二大臼歯までの舌側咬頭部に対し、それぞれデータに裏付けられた適切なブレード形態が付与されているため、咀嚼できる食品の範囲が大幅に拡大され患者さんの栄養バランスを改善し精神的な満足度を高めるとともに義歯を安定させ顎堤への負担を大幅に軽減します。
排列作業効率を大幅に改善(従来比約30分の1)
臼歯排列の6要素(近遠心的位置、頬舌的位置、上下的位置、近遠心的歯軸、頬舌的歯軸、捻転度)を充分に考慮し、あらかじめ所定の角度で4臼歯を連結させており排列時には前後的咬合平衡が保てるように咬合平面傾斜度のみ確認し必要に応じて微調整するだけでよいため排列作業効率を大幅に改善できます。
ティースポジショナー(特許申請中)の効果
下顎頬側咬頭外斜面部にはティースポジショナーを備え、咬頭嵌合位の位置づけをより確実に、しかも容易に行なえます。ティースポジショナーはリンガライズドオクルージョンにおいて上下顎頬側咬頭に設定する滑走間隙量をいずれの臼歯でも適切に確保した状態で人工歯を位置づける効果があります。
確実な人工歯保持とレジン填入ができるフローライン人工歯基底面の近心端と遠心端に付与されたフローライン(特許出願中)によって通常の流し込みレジンを用いて填入を行なう場合でも基底面に付与された明瞭な線角をもつ保持形態細部にまで確実にレジンがいきわたり気泡発生を効果的に抑制できます。またフローライン自体に人工歯の保持効果があり人工歯の脱落を抑制します。クワトロブレードをパーシャルデンチャーに応用する場合にはフローラインはeーHa臼歯と同様にクラスプなどの維持装置脚部に対して人工歯が干渉する部分の削除調整操作を短時間で効率的に行なえる利点があります。
イーハQ クワトロブレード 4歯連結(左右)×12
上顎:UQ28、UQ30
下顎:LQ28、LQ30
色調はいずれもA2,A3,A3.5です。
内容量
医院標準価格:¥12480
医療機器承認番号
27BY6108