概要
本書は何らかの形で口腔ケアに携わっている人を主な読者として書かれた書籍です。
従来の診療体制、すなわち病気のみを対象とした医師中心の医療では、歯科医療においては歯科医師をはじめとする歯科医療従事者が中心になるので、どうしても歯科医療を受けられない多くの人を残してしまうことになります。
このため口腔ケアの基本的な知識を広く介護に携わる人にもってもらおうというのが著者の執筆動機です。
しかし、それだけに歯科の専門家であれば、当然知っておかなければならない高齢者、有病者、障害者の口腔ケアのエッセンスが詰まっています。