概要
MBT
MBTバーサタイル フィロソフィーは3人の著名な矯正医の20年以上のプリアジャステッド アプライアンス システムによる診療と学問的経験に基づいています。この経験からプリアジャスト システムをより進化させ、そして現在のMBTバーサタイルになっています。このシステムは一人の矯正科医のテクニックと比較してより効果的です。このアプアイランス システムはブラケットやバッカルチューブ、バンドだけでなく、アーチワイヤー、アーチフォームテンプレートやブラケット ポジショニング インスツルメントによってサポートしています。そして、現在世界レベルでMBT教育セミナーを実施しています。
MBTバーサタイル アプライアンス システムは次世代のプリアジャステッド アプライアンス システムとして考えられています。
MBTブラケット システム
20年のプリアジャステッド アプライアンスの経験においてDr.McLaughlin、Dr.Bennett、Dr.Trevisiはともにその大きな利点を認識しましたが、改善が必要な面もあると感じました。これらの改善点は、MBT仕様の軸として3Mユニテックの3種類のブラケット デザインに組み込まれています。これらのオプションは、患者さんに柔軟な選択を与え、又、矯正歯科医に対し最大のコントロールと治療効率を提供します。
アーチフォーム
1世紀以上もの間、人間の理想的なアーチフォームの追究がなされています。矯正治療中のアーチフォームの変化は歯牙の安全性を低下させリラップスを引き起こす可能性もあり、この理想的なアーチフォームの追究とは矛盾してしまいます。同時にアーチフォームにはかなりの個人差が存在するということも理解しています。これらのことを踏まえ、3Mユニテックでは3種類のアーチフォームを用意し、前歯部のカーブ、犬歯間幅径、臼歯間幅径、犬歯から第2大臼歯までのカーブの多様性を補います。
MBTブラケット 装着法
プリアジャステッド アプライアンスのブラケットは、ツイン ブラケット ウイングが臨床歯冠の長軸を平行にまたぐよう、またブラケット スロットの中心が臨床歯冠の中央にくるように付けることが推奨されています。どのプリアジャステッド アプライアンスでもブラケットのポジショニングが治療の成功の鍵を握ります。MBT治療法はこのことを念頭に、患者さんごとにブラケットの位置を計測し歯の大きさの違いを考慮したプレースメントを可能にする独自のブラケット ポジショニング システムを取り入れています。 このシステムはプリアジャステッド ドーティー ゲージをデザインし直し、計測値の読み取りを容易にする独自のカラーコードIDシステムを付けたゲージを使用します。このブラケット プレースメント ガイドは、直視法でプリアジャステッド ブラケットを付ける際の優れた補助用具です。
MBT教育セミナー
*コース I
矯正治療メカニクスの新しい概念
このコースはMBTフィロソフィーについて考察し、緩和で継続的なフォースシステムを用いた最新のメカニクスについて詳細を解説します。
*コースII
上下間列の治療のメカニクス
このコースは矯正治療メカニクスの新しい概念を一歩進めたコースです。
*コースIII
歯列の管理
個々の歯に特有な歯性の問題の管理と是正について解説するコースです。
* コースIV
矯正治療における咬合と顎関節
このコースはTMDを有する矯正歯科患者さんの管理を総合的に検討し、理想的咬合の概念だけでなくTMDとその関連性についても論じます。
*コースV
診断、治療計画、治療メカニクス
コースVは診断と治療計画の極めて重要な部分を中心にコースI - IVの内容をまとめます。